学生時代の研修旅行が
唯一のヨーロッパ旅行かと
思っていたら
就職してしばらくしてから
オランダ、ベルギーに行っていたことを
思い出した
当時の職場の先輩の伯母さんが
オランダに住まわれており
泊まらせてもらうことにしたのだ
伯母さんはパートナーのオランダ人と
2人で作り上げた という家に暮らしており
近くにライン川が流れていた
地理の教科書に載っていた
あのライン川だ
水車とチューリップの のどかな景色は
思い描いていたオランダと
一致していた
水車の建物の中に入ることが出来たので
上階へと昇る階段を順番待ちしていた時
前の小さい子供を連れたお父さん
(もちろん外国の方)が急に振り返って
『(子供が)遅くて、すんまへんなぁ』
(関西弁?であったがこんなニュアンス)
と話しかけてきて、ふぁっ日本語?!
先輩と2人とても驚いた
聞けば数年日本に住んでいたとのこと
後ろに並んでる日本語を話している私たちに
気づいて声をかけてくれたらしい
あぁよかった
日本語わからないだろうからって
心で思っても口に出さないことを
外国では発してしまったりする
(そんなひどいことをいつも思っているわけではない)
アムステルダムは水路のある素敵な街
そこにアンネ・フランクの家がある
当時のまま保存されている
本棚の後ろに隠してある階段
本で見たことある家の間取りが
そのまま目の前に現れた
思っていたよりもずっと狭い
部屋の窓から見えるアムステルダムの街は
何事もなかったようであるが
確実にここに身を隠して
ひっそりとおびえながら
住んでいた人がいたのだと思うと
何ともやりきれない
アンネの赤いチェックの日記も
展示されていた
小さなかわいい日記帳
それがなおさら悲しみをさそう
ショップでは本当に
たくさんの言語に訳された本が
売られていた
1冊求めて アンネ・フランクの家をあとにした
行けてよかった
オランダの伯母さんの家を拠点に
ベルギーにも足を延ばした
島国日本で育った私としては
電車で隣国へ行けるのが不思議
ベルギーで楽しみにしていたゴッホ美術館
それがなんと電気系統の故障で閉鎖していた
なんとツイてない
せめてもと、別棟のショップで
ポスターや葉書など買い込んだ
その後、王立美術館で
フェルメールの牛乳を注ぐ女を
見た気がする…
真珠の髪飾りの女だったか?
どうにも記憶がおぼろげで
レンブラントの夜警など
果たしてどこで見たのかはっきりしないが
大きな絵は迫力がある
じーーーっとみていると
絵の中に入り込んでいる
気持ちになる
明確に覚えているのは
王立美術館の近くのカフェで
先輩が注文したパンケーキ
カリカリベーコンが
パンケーキに埋め込まれており
そこにメイプルシロップを
たらりとかけていただく
この甘じょっぱさが最高に合っていて
私もこれを頼めばよかった~~
この旅行の時
ヨーロッパが400年(だったか)に一度
の猛暑でとにかく暑かった
小便小僧をみて
その周辺のチョコレート屋に入ったら
試食を勧められ
ありがたくいただいたが
やっぱりチョコには冬が合うなぁ
なにせとんでもない猛暑
その後 水ばかり飲んでいた
この旅行以来
ヨーロッパには行っていない
イタリア、スペイン、ドイツなどにも
機会があればぜひ行ってみたい
もうひとつ
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故郷スウェーデンにも行ってみたい
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